松のお手入れ代表代行
自宅の庭木の中に松の木がある。
毎年私の父上が脚立に上ってお手入れをしているのだが、
もう高齢で足がなえて動けない。
ちょうど今日はその父上の誕生日であり、
満84歳を迎えた。
考えてみると今日が誕生日と言う事は、
平成最後の誕生日と言う事になる。
おめでと~♪ (^^)/
今夜はケーキでも買って来て、
バースデーパーティーでもやって、
家族でお祝いをしてあげようと思っていた。
それなのに今夜私は会議があって、
夜は出かけなければならない。
なんてこった。
私にとって一番大切なものは「家族」、
そして「家族と一緒に過ごせる時間」。
なのに「会議」とやら外部的な人付き合いで、
その大切な私の時間を他人のために捧げなくてはならない。
がっかりだ。
そう言えばね、昨日か、天の声が降りて来て、
「あなたは自分のまわりにバリアを張って、外的な事をその中に入れてはいけない。自分にとって何が一番大切なものなのか、よくよく考えるべし。」
そう言われたんだけど、何の事か意味が分からなかったんだが、
つまりこれの事だったのかと思い当たった。
だがしかし、いきなり携帯電話に掛かって来た会議の出席要請に、
「あ、本部三役会議ですか? なら出席します。」と、
応答しちゃったんだよな(苦笑)
電話を切った後になって、父上の誕生日だった! と
気が付いた時には後の祭り・・・
やはり「天から降りて来る声」が言う事はよく考えないとな。
まぁ、行くと言ってしまった以上もうしょうがないので、
私の事を必要としている人が他にもいると前向きに考えよう。
で、松の木のお手入れの事だが、春になって来ると、
庭木の松に新芽が、まるでチンアナゴみたいに伸びて来るんだよ。
なのでこの新芽をポッキリと根元からもぎ取らなくてはならない。
私は庭木のお手入れなど生まれてこの方やった事が無い。
だから父上にどうすりゃいいの? と聞いてみると、
4月中に新芽を根元から折ってしまわないと、
新芽が固くなって折れなくなると言う。
このままにして置いたらど~なるの? と聞くと、
普通に葉っぱが出て枝になり、妙な形の松の木になる。
と言うので、父上が脚立に登るのは無理だから、
じゃぁ、家族の代表代行として私がやるしかないかと言う事で、
今年は私が生まれて初めて園芸? をやってみた。(笑)
脚立に登って、新芽の根元を指でつまむと言っても、
相手は松の木だからね、葉っぱの先がとがっていて、
チクチク痛いんだよ。松ヤニでベトベトになるし。
しかしながら、父上に教わりながら一回体験してしまえば、
来年からは聞かなくても自分でできるので、良い経験となった。